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Den-Kuri Master

-電クリマスター


original
ELECTORONIC METRONOME
RELEASE DATE : March 10 2008
CLIANT : R3
WORKS NO : RCTN 001
ENCLOSURE:ABS
MICROCHIP:AVR(28PIN)


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Concept-コンセプト


MIDI同期可能な電気体感メトロノーム

音更町在住のアーティスト、ドラマーである岩本氏
(R3,Milton’s Garden Orchestra)からの依頼制作

クリック音(メトロノーム)をヘッドホンで聞きながら叩い
ているドラマーは多いのですが、クリック音が周りの音に負けないように相当音量を上げな
くてはならず、この音により難聴を煩うドラマーも多いとのことです(クリック難聴)
また、逆に他の音を聴けない、さらにはヘッドホンすらも煩わしいという悩みを解消するため
クリックを「体感」できるメトロノームをMIDI同期機能を加えて製作してみました。

当初、ローカルBPMとMIDI Clockへの同期だけを考えてい
たのですが、帯広在住の小西輝男氏(R3、コンポーザー)宅でプロトタイプをテストしてる段階でMIDI Noteにも同期したらもっと面白いかも。というアイデアを貰って急遽MIDI Note同期を実装してみました。

筐体はABS樹脂なので、思い切って数字表示がぼんやり透過するよう加工。できるだけシンプルにしたかったため、操作、また表示印刷なども一切排除。

内部の回路は
表示部
高圧電源&パルス発生部
コントローラ部
の3ユニット

高圧電源はDC12V→DC100Vまで昇圧
パルス部はパワーMOS FETのHブリッジにて+100V,-100Vの反転パルスを生成
コントローラのCPUはAVRを使用

今回Macintoshのみ使用して開発しました。

PCB CAD:EAGLE
IDE:XCode + AVRMacPack(GCC)
AVR Writer:avrasp+avrdude


   

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Detail-機能について

・体感クリック
電極を体に(背中の腰を想定:一番動きが少ない箇所かと)貼り付け
電気刺激により筋肉を収縮させてクリックとして体感させます。
クリック感が明確に、ある程度速いBPMでも解像度がなまらないようパルスを工夫してみました。

 

電クリにおいて実装した機能

1 ローカルBPMジェネレータ

ツマミによりBPMを設定し、そのBPM間隔でクリックさせます。
5で設定した拍(デフォルトは4拍子)の通りに
小節頭のクリックは強く、そのほかは弱くクリックする。
(2,3のモードも同様)
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2 MIDI Note同期


logicやLiveなどのDAWソフトでクリック用のトラックを作成し、クリックデータを打ち込みます。(小節のアタマのクリックはノートNo:64、そのほかはノートNo:60)
このノートNoに同期してクリックさせます。
任意のパターンでクリック可能となり、リズム体感以外の利用方法も考えられたり?
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3 MIDI Clock同期


ホストPCからのMIDI Clock(logicやLiveなどなど)に同期してクリックさせます。
DAWのBPMを変えると当然これに同期します。
PCによる打ち込みを使用するライブなどで使えそうな。
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4 TAP機能


TAPボタンを押すと、1〜3の機能からシームレスにTAPモードへ切り替わります。
ライブ中即座にBPM変更できるようになります。
尚、TAPモード時にSELボタンを押すと、TAPモード直前のモードへ戻ります。
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5 拍変更(meter change)


TAPモード以外でSELボタンを押すと、拍が変更できます。 sp

6 クリックのスタート、
ストップ



スタート時は小節の頭へとリセットします。  

7 MIDI CH変更


MIDI chの変更ができます。(1〜16ch) image

8 外部リモート


TAP及びクリックスタート・ストップは、フットスイッチによるリモートが可能
セッションやインプロなどのライブで使えそう。
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9 輝度変更    
     

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Garally-その他ギャラリー


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